平安書道研究会900回記念特別展
極上の仮名 王朝貴族の教養と美意識
2025年6月24日（火）～8月3日（日） 五島美術館
書家で、日本書跡の研究者であった飯島春敬（1906～96）の収集品をおさめた書芸文化院「春敬記念書道文庫」と五島美術館所蔵の平安時代に書かれた仮名の名品を中心とした展観が行われる。
11世紀から12世紀に鑑賞用として尊重された仮名の書風や料紙装飾に着目し、王朝貴族の美意識を探ることをテーマとしている。
五島美術館を代表する名作や、游墨舎ちゃんねる内「春敬記念書道文庫の古筆」でもご紹介した名品の数々、さらに春敬旧蔵の明・清時代の中国書跡や拓本なども並ぶ。主な出品内容は下記の通り。
・古今集切 伝藤原行成筆 書芸文化院蔵
・関戸本古今集切 伝藤原行成筆 書芸文化院蔵
・関戸本和漢朗詠集切 伝藤原行成筆 書芸文化院蔵
・石山切（伊勢集） 書芸文化院蔵
・松籟切 伝藤原行成筆 書芸文化院蔵
・国申文帖 藤原佐理筆 書芸文化院蔵
・七律自詩書巻 王鐸筆 書芸文化院蔵
・重要文化財 継色紙 伝小野道風筆 五島美術館蔵
・重要文化財 高野切古今集（第一種） 伝紀貫之筆 五島美術館蔵
・重要文化財 蓬莱切 伝藤原行成筆 五島美術館蔵
・重要文化財 寸松庵色紙 伝紀貫之筆 五島美術館蔵
・升色紙 伝藤原行成筆 五島美術館蔵
なお会期中、講演会とギャラリートークが五島美術館別館講堂にて行われる。聴講には事前予約が必要。
【講演会】
①「王朝貴族の教養と美意識」 島谷弘幸氏（独立行政法人 国立文化財機構理事長・皇居三の丸尚蔵館館長）
7月13日（日）午後2時より（開場・受付は午後1時）
②「『古今和歌集』の世界」 鈴木宏子氏（千葉大学教育学部教授）
7月27日（日）午後2時より（開場・受付は午後1時）
【ギャラリートーク】
「極上の仮名展について」
7月17日（木）午後2時より（開場・受付は午後1時30分）
各講演日の前日（前日が土休日の場合は直前の平日）正午までに電話 050-5541-8600（ハローダイヤル）にて申し込み。各日定員100名。満員となり次第締め切り。詳細は五島美術館のホームページ、またはハローダイヤルへ。
◉五島美術館 ホームページ
https://www.gotoh-museum.or.jp/
◉「極上の仮名」展 関連ページ
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