
会期 2025年2月6日~16日
会場 国立新美術館 2階
昨年5月、中国北京の榮寶齋を会場に「翰墨傳薪 中日書法藝術交流会」が行われた。榮寶齋は350年以上の歴史を誇る北京を代表する書画骨董の老舗。中国書法家協会名誉主席・蘇士澍氏と、日本芸術院会員・星弘道氏という日中の書の世界を代表する二人による展覧会とあって中国国内でも話題となり、開幕式には中国書法家協会、博物館・美術館、新聞各社等々、数十名の来賓が参列した。
その中国での展観が、1年を経ずして日本に会場を移してお披露目された。会場となった国立新美術館では、星氏が代表を務める日本書作院の本展も同時に行われている。それぞれ約40点の出品。自ずと両者の作品からはお国ぶりの違いが滲み出る。書風の違いといってしまえばそれまでだが、具体的に見える部分で比較すると、もっとも顕著な違いは1文字の大きさではなかろうか。同じ面積の紙面に収める文字数が、蘇士澍作品の方がずっと多い。「文章を書き連ねる」という意識と、「言葉を美しく紙面に構築する」という意識との違いだろうか。


2月8日には、蘇士澍氏一行と多くの来賓を迎えてテープカットが華やかに行われ、榮寶齋社長へ作品を贈呈するセレモニーへと続いた。展観期間中、日中の多くの観客が訪れ文化背景の異なる作品を堪能した。




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