レポート 西泠印社建社120年慶祝大会

式典壇上の様子。政府高官や西泠印社幹部が並ぶ

 西泠印社(せいれいいんしゃ)とは、清末1904年を端緒とする浙江省杭州市にある篆刻関連の学術団体のこと。創建以来、中国の篆刻芸術の中心的存在として今日に至っている。日本との関連も深く、初期の社員として河井荃廬、長尾雨山が参加している。初代社長は呉昌碩である。
 その篆刻界の聖地ともいうべき西泠印社の創建120年目を祝う式典が、11月11日、当地にて盛大に開催され、中国各地、および日本からも主だった篆刻家や関係者が集合した。
 なお、この日、新人事の発表があり、日本では髙木聖雨氏が名誉副社長に就任することになった。すでに名誉理事の職にある新井光風氏、関正人氏、山下方亭氏、尾崎蒼石氏に加え、今回、岡野楠亭氏、井谷五雲氏の2名が新たに名誉理事に選ばれた。

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式典会場の様子
西泠印社副社長兼秘書長の陳振濂氏の挨拶
髙木聖雨氏の挨拶
式典前に社員の集合写真を撮影
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