書道に関するおバカな質問 vol.1 「書道5段」って、自慢できる?

疑問を持ちつつ、なんとなくそのままにしていることってありませんか?
游墨舎スタッフの素朴な(おバカな)疑問を、その道のプロフェッショナルの方々にお尋ねしてみました。
いただいた回答をもとにひとつの考え方として示しました。
たいして役には立たないでしょうが、まずはご参考までにどうぞ。

疑問を持ちつつ、なんとなくそのままにしていることってありませんか? 游墨舎スタッフの素朴な(おバカな)疑問を、その道のプロフェッショナルの方々にお尋ねしてみました。いただいた回答をもとにひとつの考え方として示しました。たいして役には立たないでしょうが、まずはご参考までにどうぞ。

Q 「書道5段」って、自慢できる?

 先日、友人と習い事の話になって、私が趣味で「書道教室に通っている」というと、「すごいわね、段をもってるの?」と聞かれました。子供のころ通っていた教室では雑誌を取っており、そこでは10級からはじまって、少しづつ昇級していくシステムでした。わりとよく練習し最高位の5段までいったのですが、それは小学校の頃のこと。今通っている大人の教室にはそういう段とか級とかはなく、各自好きな古典を好きに学んでいます。柔道や囲碁などにも段級があって、柔道なら黒帯すごい、みたいな通念はあると思います。書道5段の価値が世間的にどんなものか教えてください。自慢できますか?(40代、自営業)

A
 小学生の頃の雑誌の段をいつまでも経歴にしている人っていますよね。書道でいうところの段級は「○○会、○○協会で5段をもらった」というくらいのもので、5段だからプロ並みの書き手だ、ということを表すものではありません。
 でも、いいじゃないですか。「書道5段」は、少なくとも字のきれいな人というイメージを与えてくれるのではないですか。自慢するかしないかはあなたのご自由ですが、「地元の小さな会でもらったものなので、大したものじゃないのよ」と謙遜して、さらに奥ゆかしい人を演出するのが得策かと。がんばりましょう。

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