鎌倉に「手島右卿記念館」がオープン

川谷尚亭、比田井天来に師事し、独立書道会(現・独立書人団)を結成、戦後の現代書の革新を牽引し、特に「象書」と呼ばれる独自の少字数書において国際的な評価を得た手島右卿(1901〜1987)。その右卿が晩年を過ごした鎌倉に、「手島右卿記念館」がオープンした。

記念館は、右卿の終の住処となった自邸「抱雲荘」をリニューアルしたもの。記念館には生前の書斎がそのまま残されており、右卿の作品・臨書・愛用の品々や、妻・小華(仮名書家)の作品が展示されている。門前には右卿が揮毫した「抱雲荘」が掲げられ、庭には右卿の「天意」、妻・小華の「山桜の歌」の書碑も。

春には裏山(香象山)の桜が満開となり、秋には庭が鮮やかに紅葉するという。古都鎌倉の四季の移ろいを感じさせる環境の中で、手島右卿の書の世界をじっくりと味わうことができる。

手島右卿記念館
開館 毎週 土・日曜日 10時〜17時
休館 平日・祝日(土・日の祝日は開館)、年末年始(12/26~1/10)
入館料 大人500円(大学生以上)、高校生以下無料
住所 神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目16-15(鶴岡八幡宮の裏)
電話 0467-38-7084(事務局)
ホームページ yukei-museum.sub.jp

交通案内
電車 JR横須賀線「鎌倉駅」下車 徒歩15分
バス 江ノ電バス「八幡宮裏」下車 徒歩3分
車 横浜横須賀道路 朝比奈ICより20分
※記念館に駐車場はありません

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