疑問を持ちつつ、なんとなくそのままにしていることってありませんか?
游墨舎スタッフの素朴な(おバカな)疑問を、その道のプロフェッショナルの方々にお尋ねしてみました。
いただいた回答をもとにひとつの考え方として示しました。
たいして役には立たないでしょうが、まずはご参考までにどうぞ。
疑問を持ちつつ、なんとなくそのままにしていることってありませんか? 游墨舎スタッフの素朴な(おバカな)疑問を、その道のプロフェッショナルの方々にお尋ねしてみました。いただいた回答をもとにひとつの考え方として示しました。たいして役には立たないでしょうが、まずはご参考までにどうぞ。
Q 師匠につけてもらった「雅号」が気に入りません。
とにかく、好きではありません。作品に毎回書き入れるものですから、気分が上がらず困っています。(65歳、無職)
A
その雅号には師匠なりの意図が込められているはずだと思いますが、その意図をお尋ねになりましたか? 深い意味付けがあるかもしれません。あるいは、ご自身で何故この雅号になったのかを考えてみましたか? ご質問内容それ以前に、「気に入らない」という言い方が引っかかります。師弟関係で使うものではない。どうも師匠への敬意が感じられませんね。この質問の本質は、そこにあるような気がします。とある会では、先生は面白がってダジャレのように雅号を決めています。具体的にはここに書けませんが、たとえていえば実家が美容院だから美容(ビヨウ)、みたいな感じです。でもお弟子さんは先生が自分のために考えてくれたのだからと喜んで大切に(心の中まではわかりかねますが、たぶん)お使いですよ。
とはいえ、作品の締めに必ず記すものですから、自分でしっくりこない雅号を書きたくないという気持ちはわからなくもない。雅号をつけず本名のままという方もおいでですし、どうしても嫌ならそうしてはいかがですか? あるいは気分の上がるものを自分で考えるのもアリかと。その際は雅号についてよく勉強して、恥をかかないものにしてください。雅号にはつけた人の漢学の教養がもろに出ますよ。(先のダジャレ雅号も、ふざけているようでいて、実はよく考えてあるんです。)
結論、こんなワガママ爺さんを指導している師匠は偉い! ということですかね。