書道に関するおバカな質問 vol.11 のし袋、命名紙、何でもタダで書いてもらえると思われています。

疑問を持ちつつ、なんとなくそのままにしていることってありませんか?
游墨舎スタッフの素朴な(おバカな)疑問を、その道のプロフェッショナルの方々にお尋ねしてみました。
いただいた回答をもとにひとつの考え方として示しました。
たいして役には立たないでしょうが、まずはご参考までにどうぞ。

疑問を持ちつつ、なんとなくそのままにしていることってありませんか? 游墨舎スタッフの素朴な(おバカな)疑問を、その道のプロフェッショナルの方々にお尋ねしてみました。いただいた回答をもとにひとつの考え方として示しました。たいして役には立たないでしょうが、まずはご参考までにどうぞ。

いつも何となく釈然としない気持ちが残ります。私の心が狭いのでしょうか。

Q のし袋、命名紙、何でもタダで書いてもらえると思われています。

 父の代からの書塾を受け継いで、地元の小学生から大人までそこそこの人数を教えています。お稽古に来る大人はもちろん、子どもの親御さんからも、「先生、ちょっと書いてくれませんか}と、のし袋や、命名紙などを差し出されることがあります。たいしたことではないので、その場で書いて差し上げますが、「ありがとうございます」の言葉以外をもらったことがありません。お礼が欲しいというのではなく、筆文字を綺麗に書く技術(私自身のことも)が軽く思われているようで、いつも何となく釈然としない気持ちが残ります。私の心が狭いのでしょうか。(60代、書塾経営)

A
 かつてはご親族の中に、一人くらいは筆上手がいたものですが、いまは昔のことになってしまいましたね。家庭から硯箱が消え、筆ペンオンリーという時代ですから、筆文字上手といえば書塾の先生しかいないのでしょう。
 「ササッと、一筆」とか「適当でかまいませんから」とか言ってくるんですよね、そういう人たちは。悪気はなく「先生は上手なんだから、ササッと書いてくれたっていいじゃないか」くらいの認識しかないのだと思います。悲しいけれど、それが現状でしょう。
 しかし、逆に考えれば、それほど良好な関係を生徒さんたちと築けているということです。書塾がうまく運営できているということは、先生の人柄によるところも大きいのかもと思いますよ。先生に尊敬と親しみの両方の気持ちを持っているのでしょう。
 次にこういうことがあったら、「今回は書きますけど、次からはお手本を書いて差し上げるから、練習して自分で書きましょう。ご自身で丁寧に書くことが大事なのですよ」くらいは言ってみても良いのでは。ただし、部屋に飾りたいからとか、知人の新築祝いに贈りたいからとかで、“作品” を頼まれたら、「私もプロですから」と気概をみせるべきかと。具体的なことはケースバイケースなので、そこは上手くやってください。

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