日本と中国、それぞれの国で書は学ばれています。
学びのスタートである〈子ども〉の習い方を知れば、より文化の違いが見え、理解も深まるはず。
お互いのよいところを取り入れて、子どもたちの才能を大いに刺激してみましょう。
vol.1 どんなスタイルで書いている?

小学校3年生(9歳)
床に正座しながら、先生のお手本を見て書くスタイル
漢字かな交じりの単語を半紙に三字
日本の書道教室では、椅子に座って書くこともあるが、床に正座して低い机を使うところもある。
子どもたちが使う紙は白い無地の半紙と、半紙サイズに適した筆。
小学3年生になると「書写の習字」が始まるため、筆墨硯紙が一式になった書道セットを購入し、それを使う。
先生の書いた朱色の手本を見ながら書くことが多く、課題の言葉は漢字、ひらがな、カタカナと幅広い。学年や季節に合わせた言葉が選ばれている。

5歳〈撮影時〉
椅子に座って書く
「米字格(べいじかく)」の入った毛辺を使用
先生の臨書した顔真卿「顔勤礼碑」が手本
中国では書道教室のことを「書法班」と呼ぶ。
写真の少年は撮影時、5歳。小学校入学前である。
赤い罫線の入った毛辺は初心者向きで、慣れたら画仙紙を使うそうだ。
筆は羊毛とイタチの兼毫筆。
日本の子どもたちが書き初めで使うような大きな筆を使って半紙に書いている。
最初に習うものが顔真卿の書というところも日本とは大きく違う。