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今回は文房四宝（筆墨硯紙）の周辺の話題を。九谷焼の文鎮と筆置きをご紹介します。

墨は、煤を膠で固めたもの。煤の種類によって、主に松煙墨と油煙墨に分類されます。

貂（テン）は「黄鼬」とも書き、イタチ（鼬）の仲間。筆には尾の毛が使用されています。

篆書や隷書は、楷書成立以前の古い書体。羊毛やイタチ毛の筆で書いてみましょう。

羊毛と馬毛などの兼毫筆。扱いやすく、安心して楷行草の三体に使用することができます。

かなの細字には、鋒先がよく利く筆を。臨書筆には、かな古筆の線質に合うように工夫が。

Vol.5で羊毛の筆を話題にしたときに取り上げきれなかった、いくつかのことについて。

唐筆とは、中国の製造方法で作られた中国製の筆のこと。小筆を中心にご紹介します。

羊（山羊）から山馬まで、8種類の毛の筆を左から右へ、柔から剛の順番で並べてみました。

猫の毛は、細くて、柔らかい。弾力もあり、精緻な細い線を書くのにすぐれています。

羊毛は柔らかい毛の代表的な存在。純羊毛から兼毫まで、多くの書家が愛用しています。

馬は、ほぼ全身の毛が筆の原毛に。長い毛が得られるので、特に大筆に大活躍。