書道にまつわる【なぞなぞ】や【パズル】のコーナーです。答えは翌月のコーナー内にて発表します。頭を柔らかくして楽しみましょう。
●問題
擬人化された古典。さてその名前は?
生まれてからずっと中国・陝西省西安市におります。
同じ場所で過ごしてきましたから、みなさんがわたくしに会いに来てくださるんです。
以前はたびたび拓を採られましたから、そちらで姿を見たという方が多いでしょうね。
父(筆者)は太宗皇帝と親しく、偉大な皇帝にもひるまず意見したと聞きました。
王羲之好きの太宗皇帝が集めた品々を鑑定していたようですから、相当信頼をされていたのでしょう。
わたくし自身は太宗皇帝に謁見することは叶わなかったものの、大いに関係を持っています。
実はわたくしの身体は2つからなり、1つのほうには太宗皇帝がつくられた文章が、もう1つには高宗皇帝が皇太子時代に書いた文章がしたためられています。
同じ時代の先輩方に比べますと、非常に線が細いと言われます。
ただ、か弱く細いわけではありませんよ。
うねり、粘り、厳しさ、強さを内包しつつ、柔らかくしなやかな線と評してくださる方もいらっしゃいます。
のちの皇帝にも惚れ込んでくださる方もおりましたね。
わたくしは日本の高校の教科書にも載っていると聞きましたよ。
書がお好きな方なら一度は見たことがあるんじゃないかしら。
さて、わたくしの名前はなんでしょう?
正解は来月のクイズコーナーで。
vol.27の答え
①趙孟頫〈字は趙子昂〉(ちょうすごう)
②呉大澂(ごたいちょう)
③褚遂良(ちょすいりょう)
④鍾繇(しょうよう)
⑤鄭道昭(ていどうしょう)
⑥鮮于枢(せんうすう)
⑦蘇軾(そしょく)
⑧徐渭(じょい)
⑨顔真卿(がんしんけい)
⑩包世臣(ほうせいしん)
あくまでもダジャレですから、問題文のようなことが実際にあったわけではありません。
ただ、趙孟頫は実際に五人の皇帝から信任されていたので、「超スゴ~っ」と言われたり、蘇軾も左遷されたときには落ち込んで、粗食で済ませていたこともあったかも。
徐渭にいたっては、波乱万丈の人生で「JOY」とはいかないことばかりだったのでは!?
変換ミスが生んだ問題でした。
では次回もお楽しみに。