書道にまつわる【なぞなぞ】や【パズル】のコーナーです。答えは翌月のコーナー内にて発表します。頭を柔らかくして楽しみましょう。
⚫️問題
蘭亭序の文字から5つの熟語を探せ!
3月と聞いて思い浮かぶ行事はありますか。
ひな祭り、お彼岸?
ここで「曲水(きょくすい/ごくすい)の宴」が浮かんだ方は書道愛好家ですね。
書聖王羲之は、永和9(353)年3月3日に会稽山のふもとの蘭亭において、41名の名士を集めて身を清める禊(みそぎ)の行事を行いました。
そのときに曲水の宴を催し、有名な蘭亭序はそこで詠まれた詩集の序文です。
王羲之は酒に酔った状態で書き、その後、書き直しを試みたものの最初に書いた以上の出来栄えにならなかったと伝わります。
蘭亭序は後世に大きな影響を与えました。
下の図版は、張金界奴本と呼ばれる蘭亭序の拓本のひとつ。
詳しくは木雞室名品《王羲之逍遙》 第3回 張金界奴本蘭亭序をご覧ください。

冒頭の「永和九年……」は有名な書き出しで、覚えた方も多いでしょう。 先人は全文324字を覚え、たとえば「永」と「年」を組み合わせて「永年」とするように、蘭亭序の文字を組み合わせて、別の言葉をつくって書にして楽しんでいました(その作品例がこちら)。 ではここで問題。 下の①~⑤の意味に合う二字熟語を、上の張金界奴本蘭亭序の図版から文字を組み合わせて考えてみてください。 ヒントも参考にしてくださいね。 ① 詩歌を声高くうたうこと。 ヒント:和漢⚫️⚫️集 ② むらがり集まること。また、むらがり集まったもの。 ヒント:「むらがる」の漢字が活字と違う形 ③ 気晴らし。気散じ。思いわずらうことなく、気楽なこと。 ヒント:8行目に注目! ④ 出来事・事実をありのままに述べること。 ヒント:⚫️⚫️詩 ⑤ 自然のままで作為のないこと。老子で、道のあり方をいう。 ヒント:5行目と6行目に注目! 正解は来月のクイズコーナーで。
vol.19の答え
右上の図版が「馬」でした。
中央の「豕」はイノシシやブタを表す漢字です。
生き物の特徴をうまく線描にしていますね。
次回もお楽しみに!
