★初心者限定★書道講座【大人の手ならい はじめの一歩】 番外編 用具片付け

ほんとうの書道初心者しか、見ないでください!
「子どものときに筆を持ったきり」という方、大歓迎。
みなさんと墨や筆の縁を再びつなぐための、手ならい講座です。

番外編 用具片付け

講座の案内役「古志庵(こしあん)」です。
手ならいした直後に用具を片付けると、長持ちするだけでなく、次に書きたいと思ったときにすぐ使えるという利点もあります。
面倒な気持ちもあるかもしれませんが、パッと片付けてしまいましょう!

筆の片付け方

筆は使い終わったらぬるま湯で洗います。
バケツやプラスチック容器を利用すると、周囲に墨が飛び散りません。
根元に墨が溜まりやすいので、優しく揉むようにして墨を出します。

プラスチック容器を再利用
墨が飛び散らず洗える

洗い終わったあとは形を整え、直射日光のあたらない風通しのよい場所に吊るして乾かします。
この形で干すと残った墨が筆先に集まり、根元に墨が溜まりにくくなります。
筆掛けや筆吊りという筆を吊るす専用の文房四宝がありますが、最初はS字フックなどを利用すると便利ですよ。

クローゼットの取っ手に伸ばしたクリップで吊るした

購入時についていたキャップを洗ったあとにはめるとカビの原因になります。

筆を使いはじめたらキャップは処分してOK

墨の片付け方

墨は磨り終えたら濡れた部分を拭き取り、購入時の桐箱に戻します。
濡れたままにすると、ひび割れの原因になりますのでご注意ください。

硯の片付け方

使い終わったら練習した半紙で墨を拭き取り、そのあとに水洗いします。

練習した半紙や書き損じた半紙で軽く拭く

バケツやプラスチック容器の中で、スポンジや布を使って隅まで洗いましょう。
墨が残っていると鋒鋩(ほうぼう)がつまって磨りにくくなります。
洗ったあとはよく乾かします。

縁に墨が溜まりやすいのでスポンジや布で丁寧に洗う

その他の片付け

半紙や下敷きは折り目がつくと書きにくく、できれば平らにして保管します。
文鎮に墨がつくことも多いので拭いておきましょう。
最後に、使った机や洗った場所も確認して今日の講座はおしまいです。
お疲れ様でした!

◉クリアできたら本日の手ならい終了!

▢ 筆、墨、硯がきちんと片付けられたか
▢ 他の用具を片付けられたか
▢ 使った場所、洗い場に墨は残っていないか


毎回、手ならいの最後は片付けです。
用具が整っていると、また書きたくなりますよ。

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