●日本★中国〈子ども〉書事情 vol.6 ●日本編 書き初め

日本と中国、それぞれの国で書は学ばれています。
学びのスタートである〈子ども〉の習い方を知れば、より文化の違いが見え、理解も深まるはず。
お互いのよいところを取り入れて、子どもたちの才能を大いに刺激してみましょう。

vol.6 ●日本編 書き初め

●日本●
2018年撮影
課題は地域によってさまざま
床に置いて書くと身のこなしの訓練にもなる

日本には、新年になって初めて筆を持つ「書き初め」行事がある。歴史をたどれば平安時代の宮中行事にルーツがあり、江戸時代に寺子屋で庶民たちが行ったことで今につながる。

日本の書道教室では新年に行われる書き初めイベント(一つの場所で一斉に書く競書会)に向けて、11月頃から練習を行うことが多い。

規模や課題は地域によって異なり、書道団体が運営する書き初め展や競書会は各地で盛り上がりを見せる。

埼玉県では、教育委員会が主催して県内の小・中学、高校の児童生徒が参加する大規模な展覧会が、70年以上続いている。

●日本●小1
令和5年の干支にちなんで「うさぎ」

書き初めは普段よりも大きな紙に書くため、書く技術を上げるほかに、身のこなし方やモノの使い方を覚える意味でも有効だ。

現在、「書き初め」を中心とした日本の書道文化の「ユネスコ無形文化遺産」登録に向けて、書道界全体で働きかけをしている。活動の成果として、「書道」が日本において「登録無形文化財」となった。(日本書道ユネスコ登録推進協議会 http://www.shodoisan.jp/

文字を書く機会が減る現代だからこそ、子どもたちに伝えたい伝統行事だ。

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